ギフトECサイト構築に必須!複数配送機能や熨斗・ラッピング、メッセージカード機能等の専用機能

ギフトECサイト構築に必須!複数配送機能や熨斗・ラッピング、メッセージカード機能等の専用機能

EC利用経験者のうち贈り物を送ったことがある人は、約半数にあたる47.5%に上ります(2020年10月時点)。この数字は昨今の巣ごもり需要によってさらに伸びていることが予想でき、今後もECサイトで贈り物を贈るニーズは増えることが見込めます。

本記事では、これから新たにギフトECの展開を検討されている事業者様や、現状のギフトECシステムに不満を抱えている事業者様向けに、ギフトECサイト構築の為に必要な専用機能について、着目すべきポイントと合わせてお伝えしていきます。

ギフトECサイト構築の為に必要な6つの専用機能

1.複数配送機能

ギフトECの利用者は、ECサイト訪問後に商品ページを回遊しながら、どの商品をどの送り先に贈るか、ある程度計画的に商品を選んで、カートに入れていくかとは思いますが、カートに進んだ後で、商品の追加や変更が発生する場合も十分にあり得ます。その行動パターンは大きく、以下に分かれると思いますので、それぞれの行動パターン別に、必要な機能やUI設計を見ていきましょう。

<行動パターン1> 1商品を1つの配送先に送る

商品を1点カートに入れ、注文手続きを進める際、注文者情報を入力した後で、配送先住所の入力を、自宅ではなくギフト配送先の住所を入力して注文を完了させるこのパターン。UI設計があまり優れないカートを利用中の場合は、無理せずに単一商品のみで運営すると良いでしょう。一般的な通販と違い、ギフト配送は、送り先に商品金額を見せないような配慮や、間違っても購入代金を請求してしまわないように設計する必要があります。

・代金引換や等の商品到着時に支払う決済は選べないようにしておけるか
・コンビニ後払いの決済を選択した場合、請求書は注文者(送り主)に届くようにできるか
・金額が記載された明細書の同封を避けれるか

<行動パターン2> 同一の商品を複数の配送先に送る

販売商品が限られたECや、特定の人気商品を販売しているECでありがちなこのパターン。配送先の入力画面設計で、複数の住所入力に問題がなく、アドレス帳が備わっていればスムーズに購入できができます。

行動パターン1に加え
・複数の配送先住所入力で、スマートフォン含むあらゆるデバイスで迷わないカート画面設定
・送り先住所を登録でき、注文時に呼び出せるアドレス帳機能
・配送先分の送料を計算できる機能

<行動パターン3> 複数商品を複数の配送先に送る

ギフト取り扱い商品の多い百貨店型のECの場合は、あらゆる注文操作を想定して画面設計する必要があります。良さそうな商品を次々にカートに投入して、配送先を指定するタイミングで、必要・不要商品を選定するよう場合もあるでしょう。カート画面に進んだ後で、商品の数量追加や別の商品を追加したいといった変更が発生する場合もあるでしょう。

行動パターン1,2に加え
・商品の振り分けが円滑にできるか
・カート内で商品自体を追加できるか
・数量の変更や削除が可能か
・戻る操作をした際にカートの中身が殻にならないか

2.熨斗・ラッピング機能

ギフトECを運営する場合、熨斗やラッピング機能が必要不可欠になります。熨斗やラッピング機能の詳細につきましては、こちらの記事にてまとめておりますので宜しければご参照ください。

・熨斗・ラッピングの指定は、商品をカートに入れる前の商品ページにて指定するのUIが良いか、商品カートに入れた後の各種情報入力時に指定するUIが良いか
・それぞれの送り先ごとに熨斗の指定ができるか
・商品ごとに熨斗を指定できるか

3.メッセージカード機能

ギフト通販に対するニーズが高まっている今、競合他社と差を付けるためにもメッセージカード機能を充実させておきたいところです。なかにはEC側で用意した定型文の中からメッセージを選択できるようなサイトも見かけますが、ギフトを受け取った人が喜ぶのは、やはりオリジナルの文章でしょう。メッセージカードに書きたい内容を自由記述できるよう、テキスト入力欄を設けておくだけでも運用が出来るかと思いますが、こちらの記事にてご紹介している機能を使うことで、オリジナル文のメッセージカード入力にも対応可能です。

・オリジナルのメッセージカードを作成できるか
・受注運用上、円滑にできるメッセージカード機能か

4.依頼主設定機能

依頼主設定機能もギフトECに必要な機能の一つです。その必要性や機能の詳細はこちらの記事にてまとめておりますので、宜しければご確認ください。

・注文者情報とは別に依頼主の情報を入力できるか

5.カタログ番号を入力して注文する機能

カタログギフトを運用している場合、品番を入力して、該当商品をカートに入れて注文するという買い方も用意しておく必要があります。品番を入力後に、商品に間違いが無いか、商品画像を含む商品情報を表示させておくと、迷うことなく注文ができそうです。

・カタログ番号から商品を検索し、商品情報を確認した上でカートに入れることができるか

6.ソーシャルギフト(デジタルギフト、eギフト)機能

ソーシャルギフトとは、住所や電話番号を知らない相手に対し、LINEやFacebook、インスタグラム、Twitter等の各種SNSのメッセージ機能、あるいはメールを使って、相手に商品を贈ることができる、今までの通販には無かった新しい買い方です。注文完了時にシステム側で生成される受け取り専用URLを贈り主(注文者)が贈りたい人にSNSやメールで通知することで、送付先情報の入力不要で注文を完了することができます。デジタルギフトやeギフトには、ギフトカード(商品券)等のプレゼントも含まれます。

このような最新のトレンドに乗った機能を早期に導入することでギフト利用の注文が増えるだけでなく、「新しいギフト形態へチャレンジしている」といったブランドイメージの向上に繋がります。
また、SNSを使った仕組みの為、「こんなプレゼントを貰った」などとそのままSNSによる喜びのクチコミ拡散も期待ができます。ソーシャルギフト(デジタルギフト、eギフト)機能の詳細につきましては、ソーシャルギフト機能を自社ECに導入する方法や、デジタルギフト(eギフト)をECサイトに簡単導入!ASP/クラウド型システムでの構築方法の各記事にて公開しておりますので是非ご確認ください。

・「受け取り専用URLの発行」が発行できるか

まとめ

いかがでしたでしょうか。ギフトECを運営していく為には、一般的なECサイトでは備わっていないこのような専用機能が必要です。それも単に備わっているだけでなく、スマートフォンを含むあらゆるデバイスで使いやすいUI設計を実現できているかがポイントになってきます。

ギフトECサイト構築に特化したASP・aishipGIFTでは、上記画面のように複数配送カート画面のUI設計に拘っており、かつ今回ご紹介したギフトEC専用機能を網羅しております。(※「5.カタログ番号を入力して注文する機能」については、現状の機能では専用のカテゴリページを作成することで運用可)

オリジナルなギフトECサイトを構築したい場合には、スクラッチ開発といった方法もありますが、まずはASP(クラウド型)で試してみることからスタートしECを運営していくなかで、ASPの仕様に運用を寄せていく運用が厳しくなったタイミングで、オープンソース、パッケージ、もしくはスクラッチ開発で構築するといった方法でも良いかと思います。

逆に、ギフトEC強化のタイミングで、スクラッチ型からASPへシステム切り替えを実施し、売上前年比500%を達成した成功事例もございますので、こちらの記事も是非ご覧ください。

食品ECサイト構築ならaishipGIFT-ギフト機能充実のクラウドシステム

累計2000社以上導入のカートシステム「aishipR」を基盤として開発された国内唯一の食品/ギフト通販サイト構築に特化したカートシステムで、導入いただいた大手食品通販事業者様で売上前年比500%を実現するなど食品/ギフト業界でNo.1の実績。食品/ギフト通販特有の受注/配送設定や、のしや複数配送等の特化機能が充実。また月2回の無償バージョンアップを実施しているため常に最新の状態で通販サイトを運用できます。さらにカスタマイズ性が高く、デザインの自由度はもちろん、各種システムとの連携や機能追加等も独自のカスタマイズができるため、こだわりのある本格的な食品/ギフト通販を月額29,800円から実現できます。